Denis Jamainドニ・ジャマン

ロワール、Reuilly（ルイィ）というあまり耳にしないこの土地は、Bourges（ブールジュ）の真西、Arnon（アルノン）川のほとりにあり、ルイィブラン（白）が1937年、ロゼ、ルージュ（赤）は1961年にAC地区として認められた土地で、石灰質土壌が主に特徴的ですが、非常に細かいミクロクリマが存在し、泥石灰、キンメリジャン、砂礫状土壌などが混合しています。地元の共同組合に属しているドメーヌドルイィは、現オーナー、ドニ・ジャメンの母方の祖父が1935年にオークの木の森での林業と共に、ぶどうを植えワイナリーを始めました。彼の哲学はぶどうの能力を信じ、ワインを造るために限りなく気候を敬い、自然農法で栽培をし、土壌から感じられるミネラルと、テロワールを尊重する事。有機の認証も所持し、ビオディナミ農法を取り入れています。

標高160mの緩やかな丘にある畑にて、手摘みのぶどうは果皮付き酵母にて発酵させます。又、彼はステンレスタンクとオーク樽を所有しており、彼の祖父の所有する森から職人と相談して樽にする木を選別し、地元の樽職人によって見事なオーク樽が造られます。フラッグシップの Les Chenes（レシェーヌ)は、新樽から1年、2年、3年ものの樽へと移され、非常に誇り高い高品質なワインとなり、ワインに対する情熱と品格を見事に表現しています。