Fratelli Berlucchiフラテッリ・ベルルッキ
1967年創業のFRATELLI BERLUCCHI(フラテッリ・ベルルッキ)社。
オーナーである5人兄弟(Francesco、Gabriella、Marcello、Roberto、Pia Donata) は、土木デザインのスペシャリストであった父、アントニオから事業を継承しました。
彼らの生産するフランチャコルタはクオリティを保つため、自ら所有するモレーンヒルズ中腹にある70ヘクタールのブドウ畑で採れたブドウのみを使用。
氷河の影響による石灰質と乾燥した土壌によって質の高いブドウが生産されるその畑では、1ヘクタールあたりの生産量は少量で、収穫は手摘み。また、ソフトプレスの製法やイタリアの伝統的な古い樽の使用も続け、年間40万本ものスパークリングワインとスティルワインを生産しています。
蔦で覆われたワイナリーの内部には15世紀のフレスコ画や12世紀からのアーチ型天井が施され、Fratelli Berlucchiの様々な文化や伝統を見守り続けています。
また、醸造家には30年以上の経験とプロフェッショナリズムを持つ Cesare Ferrari(チェザーレ・フェラーリ)を迎え、日々、革新的な技術とともにそのクオリティの向上に努めています。
FRANCIACORTA(フランチャコルタ)とは
フランチャコルタとは、1995年に瓶内二次発酵方式(メトド・クラッシコ)で造られるイタリアワインの中で初めてDOCG 統制保証原産地呼称)の認定を受けたワインです。
そのラベルに表示される「フランチャコルタには、原産地の領域(フランチャコルタ地方)、生産方式(瓶内二次発酵)、ワイン名(フランチャコルタ)の全ての意味が含まれています。
ヨーロッパ全体を見渡しても、このような特権を持つのは10の原産地呼称だけで、その中でも瓶内二次発酵方式で造られるのは、カヴァ、シャンパーニュ、フランチャコルタのみとなっています。そんなフランチャコルタは収穫から7か月の期間を要した後に瓶詰めされ、澱抜き(デゴルジュマン)の前に、通常のNV ノンヴィンテージ)でも瓶内二次発酵期間として最低でも18ヶ月の熟成期間(収穫後25ヶ月以上)が必要とされ、ミレジマート(ヴィンテージワイン)では最低30ヶ月(収穫後37ヶ月以上)、リゼルバは60ヶ月以上(収穫後67ヶ月以上)にのぼる期間、熟成をさせています。